よく利用するプロトコルと、対応するサーバー用の OSS は以下のとおりです。
プロトコル | サーバー OSS | 役割 |
---|---|---|
HTTP | nginx | Web・プロキシサーバー |
HTTP | Gunicorn | AP サーバー |
HTTPS (TLS) | Let’s Encrypt | HTTPS 化 |
HTTP | Squid | プロキシ・リバースプロキシ |
DNS | BIND | DNS サーバー |
LDAP | OpenLDAP | ディレクトリサービス |
SSH | OpenSSH | リモート操作 |
DHCP | – (未執筆) | IP アドレス・DNS の自動設定 |
TLS | – | セキュリティ(機密性・完全性・認証) |
TCP/UDP | – | 通信制御・ポート |
IP | – | IP アドレスを利用した通信 |
Ethernet | – | MAC アドレスを利用した通信 |
おすすめの書籍
プロトコルを理解するには、実際に手を動かしてみるのが一番早いと思います。
そのため、実践に重きを置いて紹介します。
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
- わかりやすさ:★★★★★
- 情報の希少性(google 検索で代替可能性):★★★★★
- 分野全体の網羅度:★★★★☆
- 総合おすすめ度:★★★★★
プロトコルは学んだけど、実際にどうやってホームページを作るんだ?という知識をアウトプットするのに役立つ本です。
1つ1つの情報はググったら出てくるのですが、初学時はググるキーワードすらわからないため、体系立てて学べる本は貴重です。実践を通して知識を身につけることができます。
CentOS8 で作るネットワークサーバ構築ガイド
- わかりやすさ:★★★★★
- 情報の希少性(google 検索で代替不可能性):★★★★
- 分野全体の網羅度:★★★★★
- 総合おすすめ度:★★★★★
各プロトコルごとにサーバーが紹介されています。
ネットに全然情報の無いサーバー(LDAP サーバーとか メールサーバーとか)に関する説明があり、ポイントが高いです。
とても分厚い本なので、業務の必要に応じて各章をつまみ読みするのがオススメです。
おすすめの学習サイト
「A の記事と B の記事で矛盾したことを言っている。どっちが正しいの?」
という時は、以下のサイトにある RFC(Request for Comments)を信じましょう。
- RFC Editor (原文 RFC 検索サイト)
- RFCの日本語訳リンク