そんな人はまず、以下の順で学習することをおすすめします。
- 【データベース入門1】データベースとは
- 【データベース入門2】SQL コマンド(SQL 文)とは
- 【データベース入門3】トランザクションと ACID 特性とは
- 【データベース入門4】クラスター・レプリケーション
- 【データベース入門5】テーブル設計・正規化
- 【データベース入門6】オプティマイザー・実行計画
また、データベースのパフォーマンスを追求する場合は OS やハードウェアの特性を理解することが不可欠のため、以下の記事を確認することを推奨します。
- 【Linux カーネル: OS 入門1】OS、カーネルとは
- 【Linux カーネル: OS 入門2】プロセス管理・CPU 割り当て
- 【Linux カーネル: OS 入門3】メモリ管理
- 【Linux カーネル: OS 入門4】ストレージ管理・ファイル
- 【Linux カーネル: OS 入門5】ファイルシステムの機能一覧
- 【Linux カーネル: OS 入門6】I/O デバイス管理
おすすめの書籍
データベースの学習を始める上でおすすめの書籍を紹介します。
なお、おすすめの学習順は以下です。
- おうちで学べるデータベースのきほん(必須・基礎知識)
- 絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク(必須・基礎知識)
- エキスパートのための MySQL(オプション・基礎知識)
- 達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ(オプション・応用)
- SQLアンチパターン(オプション・応用)
おうちで学べるデータベースのきほん
- わかりやすさ:★★★★★
- 情報の希少性 (google 検索で HIT するか):★☆☆☆☆
- 分野全体の網羅度:★★★★★
- 総合おすすめ度:★★★★★
データベースの学習を始める最初の1冊として最もおすすめの本です。サクサク読めて、1〜2日で読み終えることができます。
データベースの必要な情報を網羅的に記載しており、この本を読むだけで後は自分で google 検索で必要な情報を拾えるレベルになります。
私は業務である程度データベースを触った後に読みましたが、業務で取得した断片的な知識が繋がり、あやふやな理解が整理されました。
絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク
- わかりやすさ:★★★★☆
- 情報の希少性 (google 検索で HIT するか):★★★★☆
- 分野全体の網羅度:★★★★☆
- 総合おすすめ度:★★★★☆
OS/ストレージ/ネットワーク側の観点からデータベースのパフォーマンスについて学習できる本です。
「おうちで学べるデータベースのきほん」より少し敷居が高いため、まずはそちらを先に読むことをおすすめします。
一方で、データベースのパフォーマンスについて実践的な部分にまで踏み込んでいるため、データベースエンジニアとして次のステップに進むために、ぜひ読んでほしい本となっています。
エキスパートのための MySQL
- わかりやすさ:★★★★★
- 情報の希少性 (google 検索で HIT するか):★★★☆☆
- 分野全体の網羅度:★★★★★
- 総合おすすめ度:★★★★★
「エキスパートのため」と書いてありますが、順を追って説明してくれるため、データベース初学時でも読めました。
本書籍の情報自体はネットに転がっているのですが、データベース初学時にググるのは結構難しかったので、順を追って学べるのは評価が高いです。
この本を読めば MySQL(データベース)がどのように動いているのか、どのようにテーブルが管理されているのか理解できます。
達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
テーブル設計をする際の有名な本らしいです。
私はこの本を読んだことがないため、評価は無しとします。
SQLアンチパターン
SQL クエリをチューニングする際の定番本で、実務経験後に読むといいらしいです。
私はこの本を読んだことがないため、評価は無しとします。