Web3層アーキテクチャ

Web3層アーキテクチャWeb3層アーキテクチャとは、Web アプリケーションの一般的な構成です。
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Web3層アーキテクチャの各層

プレゼンテーション層

プレゼンテーション層とは、ユーザーが直接操作する UI を表現する層です。

UI は HTML, CSS, JavaScript などを使用して開発します。

Web サーバーは、あらかじめ作成した HTML, CSS, JavaScript を配信する機能を持ちます。

クライアントのブラウザやアプリは、HTML, CSS, JavaScript を見やすい UI に変換します。

アプリケーション層

プレゼンテーション層とは、データの処理する層です。

データ処理は、AP サーバー内で Python, Java, PHP などを利用して行います。

上記の場合は、氏名・年齢などのデータを処理し、会員登録を行います。

なお、HTML, CSS, JavaScript を AP サーバーが都度作成する場合もあります。
(「◯◯さん、登録ありがとう!」等は事前に名前がわからないので、都度 HTML を作成)

データ層

データ層とは、データを保存する層です。

このままでは会員登録処理の結果が消えてしまうので、どこかに保存する必要があります。

そこで SQL を利用して、データベースに保存します。

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Web3層アーキテクチャの歴史

Web3層アーキテクチャの構造を紐解くために、歴史的な経緯を説明します。

スタンドアロン ~1980年代

一番初めは、1 つのコンピュータで処理が完結していました。

現在では、スタンドアロンは手持ちの PC でサクッと検証するために使われています。

クライアント/サーバー 1990 ~ 2000 年代

クライアントサーバーモデルを用いることで、スタンドアロンの問題を解決しました。

しかし、このままでは誰でもデータベースに直接アクセスできてしまうので、セキュリティに懸念があります。(そのため、社内 LAN 環境に閉じており、インターネットに公開されてない事が多い)

Web3層アーキテクチャ 2000年 ~ 現在

Web サーバーを前段に置くことで、インターネット越しにアクセス可能としました。

引き続きクライアントサーバーモデルは利用しています

アプリを更新する度に、全てのクライアントを更新する必要があり、管理が面倒になってきました。

そこで、AP サーバーを追加して、ロジック処理は AP サーバーで管理することにしました。

これにより、AP サーバー側の処理を更新するだけでアプリの更新が完了します。

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最後に

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参考記事

3層アーキテクチャーとは | IBM
3層アーキテクチャーは、アプリケーションをプレゼンテーション層、アプリケーション層、データ層に分離します。
Multitier architecture - Wikipedia
Web3層アーキテクチャってなに?Alibaba Cloud, AWS, Azure, Google Cloud のWeb3層アーキテクチャを比べてみました|クラウドテクノロジーブログ|ソフトバンク
この記事では、Alibaba Cloud、 Amazon Web Services、Micosoft Azure、Google Cloudなど主要クラウドサービスのそれぞれのプロダクトサービスを使いつつ、Web3層アーキテクチャの比較をしてみます。